Excel（エクセル）の作業効率と正確さを10倍高める基本関数の1つ、ROUND（ラウンド）関数は、［数値を指定した桁数で四捨五入する］関数です。
［=ROUND( 数値 , 桁数 )］という書式で表します。
数値
四捨五入したい数値のあるセルを指定します。
桁数
四捨五入して、どの桁数にするのかを整数で指定します。
この記事では、ROUND関数の基本的な使い方の説明と、類似の関数を紹介します。
ROUND関数の基本的な使い方
ROUND関数の書式
ROUND（ラウンド）関数は、数値を、指定した桁数に四捨五入する関数です。
［=ROUND( 数値 , 桁数 )］という書式で表します。
ROUND関数を使って1,000未満を四捨五入する
ROUND関数を使って、1234.567の1,000未満を四捨五入します。
ROUND関数を入力する
（日本語入力OFFで）B2セルに［=rou］と入力します。
すると、ROUNDが表示されるので、ROUNDを選択し［Tab］キーを押します。
B2セルに［=ROUND(］と入力されます。
数値を指定する
四捨五入する数値を指定します。
ここでの数値は、1234.567なので、A2セルを指定します。A2セルを選択します。
桁数を入力する
［,］（半角カンマ）を入力し、続けて、桁数を入力します。百の位を四捨五入したいので、［-3］とします。
［=ROUND(A2,-3］とします。
確定する
［Ctrl］＋［Enter］（もしくは、［Enter］）と押して確定します。
百の位が四捨五入され、1,000になります。
テクニック
［Ctrl］＋［Enter］と押すと、B2セルが選択されたままになり、［Enter］と押すとB3セルなどに移動します。
ROUND関数を使って100未満を四捨五入する
ROUND関数を使って、1234.567の100未満を四捨五入します。
ROUND関数を入力する
（日本語入力OFFで）B2セルに［=rou］と入力します。
すると、ROUNDが表示されるので、ROUNDを選択し［Tab］キーを押します。
B2セルに［=ROUND(］と入力されます。
数値を指定する
四捨五入する数値を指定します。
ここでの数値は、1234.567なので、A2セルを指定します。A2セルを選択します。
桁数を入力する
［,］（半角カンマ）を入力し、続けて、桁数を入力します。十の位を四捨五入したいので、［-2］とします。
［=ROUND(A2,-2］とします。
確定する
［Ctrl］＋［Enter］（もしくは、［Enter］）と押して確定します。
十の位が四捨五入され、1,200になります。
ROUND関数を使って10未満を四捨五入する
ROUND関数を使って、1234.567の10未満を四捨五入します。
ROUND関数を入力する
（日本語入力OFFで）B2セルに［=rou］と入力します。
すると、ROUNDが表示されるので、ROUNDを選択し［Tab］キーを押します。
B2セルに［=ROUND(］と入力されます。
数値を指定する
四捨五入する数値を指定します。
ここでの数値は、1234.567なので、A2セルを指定します。A2セルを選択します。
桁数を入力する
［,］（半角カンマ）を入力し、続けて、桁数を入力します。一の位を四捨五入したいので、［-1］とします。
［=ROUND(A2,-1］とします。
確定する
［Ctrl］＋［Enter］（もしくは、［Enter］）と押して確定します。
一の位が四捨五入され、1,230になります。
ROUND関数を使って整数に（1未満を四捨五入）する
ROUND関数を使って、1234.567の1未満を四捨五入し、整数にします。
ROUND関数を入力する
（日本語入力OFFで）B2セルに［=rou］と入力します。
すると、ROUNDが表示されるので、ROUNDを選択し［Tab］キーを押します。
B2セルに［=ROUND(］と入力されます。
数値を指定する
四捨五入する数値を指定します。
ここでの数値は、1234.567なので、A2セルを指定します。A2セルを選択します。
桁数を入力する
［,］（半角カンマ）を入力し、続けて、桁数を入力します。小数点以下第一位を四捨五入したいので、［0］とします。
［=ROUND(A2,0］とします。
確定する
［Ctrl］＋［Enter］（もしくは、［Enter］）と押して確定します。
小数点以下第一位が四捨五入され、1,235と整数になります。
ROUND関数を使って0.1未満を四捨五入する
ROUND関数を使って、1234.567の0.1未満を四捨五入します。小数点以下1桁で表示します。
ROUND関数を入力する
（日本語入力OFFで）B2セルに［=rou］と入力します。
すると、ROUNDが表示されるので、ROUNDを選択し［Tab］キーを押します。
B2セルに［=ROUND(］と入力されます。
数値を指定する
四捨五入する数値を指定します。
ここでの数値は、1234.567なので、A2セルを指定します。A2セルを選択します。
桁数を入力する
［,］（半角カンマ）を入力し、続けて、桁数を入力します。小数点以下第二位を四捨五入したいので、［1］とします。
小数点以下1桁で表示したいので［1］と覚えてもいいと思います。
［=ROUND(A2,1］とします。
確定する
［Ctrl］＋［Enter］（もしくは、［Enter］）と押して確定します。
小数点以下第二位が四捨五入され、1,234.6になります。
ROUND関数を使って0.01未満を四捨五入する
ROUND関数を使って、1234.567の0.01未満を四捨五入します。
ROUND関数を入力する
（日本語入力OFFで）B2セルに［=rou］と入力します。
すると、ROUNDが表示されるので、ROUNDを選択し［Tab］キーを押します。
B2セルに［=ROUND(］と入力されます。
数値を指定する
四捨五入する数値を指定します。
ここでの数値は、1234.567なので、A2セルを指定します。A2セルを選択します。
桁数を入力する
［,］（半角カンマ）を入力し、続けて、桁数を入力します。小数点以下第三位を四捨五入したいので、［2］とします。
小数点以下2桁で表示したいので［2］と覚えてもいいと思います。
［=ROUND(A2,2］とします。
確定する
［Ctrl］＋［Enter］（もしくは、［Enter］）と押して確定します。
小数点以下第三位が四捨五入され、1,234.57になります。
ROUND関数を使って0.001未満を四捨五入する
ROUND関数を使って、1234.567の0.001未満を四捨五入します。
ROUND関数を入力する
（日本語入力OFFで）B2セルに［=rou］と入力します。
すると、ROUNDが表示されるので、ROUNDを選択し［Tab］キーを押します。
B2セルに［=ROUND(］と入力されます。
数値を指定する
四捨五入する数値を指定します。
ここでの数値は、1234.567なので、A2セルを指定します。A2セルを選択します。
桁数を入力する
［,］（半角カンマ）を入力し、続けて、桁数を入力します。小数点以下第四位を四捨五入したいので、［3］とします。
小数点以下3桁で表示したいので［3］と覚えてもいいと思います。
［=ROUND(A2,3］とします。
確定する
［Ctrl］＋［Enter］（もしくは、［Enter］）と押して確定します。
小数点以下第四位が四捨五入され、1,234.567になります。
切り捨てのときはROUNDDOWN関数
端数を切り捨てするには、ROUNDDOWN（ラウンドダウン）関数を使います。書式はROUND関数と同じです。
記事案内数値（小数点）を切り捨てるROUNDDOWN関数の使い方、TRUNC・INT関数との違い、使い分け
切り捨てのときはTRUNC関数
端数を切り捨てするには、TRUNC（トランク）関数を使います。書式はROUND関数と同じです。
ROUNDDOWN関数とは異なり、第2引数の［桁数］を省略することができます。
［桁数］を省略したときは、0が指定されたものとみなされます。
［記事執筆中です］
小数点以下を切り捨て整数にするときはINT関数
INT関数は、数値の小数点以下を切り捨て整数にします。
［記事執筆中です］
切り上げのときはROUNDUP関数
端数を切り上げるには、ROUNDUP（ラウンドアップ）関数を使います。書式はROUND関数と同じです。
記事案内数値（小数点）を切り上げるROUNDUP（ラウンドアップ）関数の使い方
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