Excel(エクセル)では、ワイルドカードと呼ばれる[*](アスタリスク)や[?](クエスチョン)を使うことで、文字数や文字列の異なる、不要な部分をまとめて削除することが可能になります。
この不要な部分をまとめて削除するテクニックを用いれば、以下のようなデータの分割が簡単にできます。

この記事では、Excel(エクセル)でワイルドカードを使った置換・削除とその活用テクニックを紹介します。
テクニック|ワイルドカードを使って「~を含む」と検索する
テクニック|ワイルドカードを使って「~が付く」を検索する
テクニック|[*](アスタリスク)を検索する
テクニック|[?](クエスチョン)を検索する
[*](アスタリスク)を使った置換・削除テクニック
データをコピーする
A列のデータをB列にコピーします。

右へのコピーなので、B1セル~B8セルを選択し、[Ctrl]+[R]と押します。
![A列のデータをB列にコピーする[Ctrl]+[R]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/A%E5%88%97%E3%81%AE%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%92B%E5%88%97%E3%81%AB%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%BBCtrl%EF%BC%BD%EF%BC%8B%EF%BC%BBR%EF%BC%BD.jpg?resize=640%2C399&ssl=1)
A1セル~A8セルのデータがコピーされます。

@の前にある文字と@を削除する
「大根」や「にんじん」などの@の前にある文字と@を削除します。

[検索と置換]ダイアログを開く
[Ctrl]+[H]と押して、[検索と置換]ダイアログを開きます。
![[検索と置換]ダイアログを開く](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BB%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%81%A8%E7%BD%AE%E6%8F%9B%EF%BC%BD%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F.jpg?resize=640%2C248&ssl=1)
検索する文字列に[*@]と入力する
[検索と置換]ダイアログの[検索する文字列]ボックスに[*@]と入力します。
[置換後の文字列]ボックスは空欄のままにしておきます。
![[検索する文字列]ボックスに[*@]と入力](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BB%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%87%E5%AD%97%E5%88%97%EF%BC%BD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AB%EF%BC%BB%EF%BC%8A%EF%BC%A0%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B.jpg?resize=640%2C246&ssl=1)
[すべて置換]をクリック
[すべて置換]ボタンをクリックします。すると、B列にあった@と@の前に合った文字が削除され、数値だけになります。
[*@]は、任意の文字列[*]と@という意味なので、任意の文字列と@を空欄に置換する(つまり、削除する)と命じたのです。

@の後ろの数値と@を削除する
今度は、A列を商品名だけにします。やり方は同じです。まず、A1セル~A8セルを選択します。

37や106などの@の後ろにある数値と@を削除します。

[検索と置換]ダイアログを開く
[Ctrl]+[H]と押して、[検索と置換]ダイアログを開きます。
![[検索と置換]ダイアログを開く](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BB%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%81%A8%E7%BD%AE%E6%8F%9B%EF%BC%BD%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8F.jpg?resize=640%2C248&ssl=1)
検索する文字列に[@*]と入力する
[検索と置換]ダイアログの[検索する文字列]ボックスに[@*]と入力します。
[置換後の文字列]ボックスは空欄のままにしておきます。
![[検索する文字列]ボックスに[@*]と入力](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BB%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%87%E5%AD%97%E5%88%97%EF%BC%BD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AB%EF%BC%BB%EF%BC%A0%EF%BC%8A%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B.jpg?resize=640%2C273&ssl=1)
[すべて置換]をクリック
[すべて置換]ボタンをクリックします。すると、A列にあった@と@の後ろに合った数値が削除され、文字列だけになります。
[@*]は、@と任意の文字列[*]という意味なので、@と任意の文字列を空欄に置換する(つまり、削除する)と命じたのです。

置換する文字数を限定したいときは、[?](クエスチョン)を使います。例えば、[???]とすれば、3文字が対象になります。
個人的な感想ではありますが、任意の文字列を意味するワイルドカード[*]を使うケースが圧倒的に多いと思います。
ワイルドカードのことをもっと知りたいという方は、以下の記事を参考にしてください。
テクニック|ワイルドカードを使って「~を含む」と検索する
テクニック|ワイルドカードを使って「~が付く」を検索する
テクニック|[*](アスタリスク)を検索する
テクニック|[?](クエスチョン)を検索する
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