Excel(エクセル)の作業効率と正確さを10倍高める基本関数の1つ、COUNTIF(カウントイフ)関数は、[条件に合うセルの個数を数える]関数です。

[=COUNTIF( 範囲 , 検索条件 )]という書式で表します。
範囲
数える対象となるセル範囲を指定します。
検索条件
データを数えるための条件を、数値、比較演算子やワイルドカードなどを使った式、文字列([""]ダブルクォーテーションで囲む)などで指定します。
この記事では、COUNTIF関数の基本的な使い方から比較演算子やワイルドカードを使う応用テクニックまでを説明します。
COUNTIF関数の基本的な使い方
COUNTIF関数の書式
COUNTIF(カウントイフ)関数は、条件に合うセルの個数を数える関数です。
[=COUNTIF( 範囲 , 検索条件 )]という書式で表します。
COUNTIF関数の基本的な使い方
COUNTIF関数を使って特定の文字列(ここでは、"大根")が入っているセルの個数を数えてみます。

COUNTIF関数を入力する
(日本語入力OFFで)E2セルに[=cou]と入力します。
すると、COUNTIFが表示されるので、COUNTIFを選択し[Tab]キーを押します。
![E2セルに[=cou]と入力](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/E2%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBcou%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B.jpg?resize=640%2C347&ssl=1)
E2セルに[=COUNTIF(]と入力されます。
![E2セルに[=COUNTIF(]と入力される](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/E2%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBCOUNTIF%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B.jpg?resize=640%2C220&ssl=1)
範囲の指定
数える対象となるセル範囲を指定します。
ここでは、”大根"の個数を数えたいので、"大根"が含まれるA2セル~A8セルを指定します(A列全体を指定してもかまいません)。
A2セルを選択します。

[Shift]+[Ctrl]+[↓](下矢印)と押し、A2セル~A8セルを選択します。

検索条件を入力する
[,](半角カンマ)を入力し、続けて、検索条件を入力します。今回の検索条件である大根はD2セルに入力されているので、D2セルをクリックします。
[=COUNTIF(A2:A8,D2]と入力されます。
![[=COUNTIF(A2:A8,D2]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFA2%EF%BC%9AA8D2%EF%BC%BD.jpg?resize=640%2C145&ssl=1)
[Ctrl]+[Enter]で確定する
[Ctrl]+[Enter]と押して確定します。※[=COUNTIF(A2:A8,D2)]の最後のカッコは入力しなくても、勝手に入力されます。
E2セルに大根の個数、2が入ります。

[Ctrl]+[Enter]と押して確定しているので、E2セルが選択されたままになります。[Enter]で確定すると、E3セルに移動してしまいます。
テクニック
[Ctrl]+[Enter]は、ほかにも便利な機能を備えており、Excel(エクセル)の作業効率アップには必須のショートカットキーですので、ぜひ使えるようになってください。このサイトでは、様々な記事で紹介しています。
検索条件に比較演算子を使う
100円未満と以上の個数を数える
B2セル~B8セルの100円未満の個数と100円以上の個数をCOUNTIF関数を使って数えます。

E2セルにCOUNTIF関数を入力する
(日本語入力OFFで)E2セルを選択し、[=cou]と入力します。
![E2セルに[=cou]と入力](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/E2%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBcou%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B3.jpg?resize=640%2C189&ssl=1)
すると、COUNTIFが表示されるので、COUNTIFを選択し[Tab]キーを押します。
![COUNTIFを選択して[Tab]キー](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/COUNTIF%E3%82%92%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%97%E3%81%A6%EF%BC%BBTab%EF%BC%BD%E3%82%AD%E3%83%BC.jpg?resize=640%2C356&ssl=1)
E2セルに[=COUNTIF(]と入力されます。
![E2セルに[=COUNTIF(]と入力される](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/E2%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBCOUNTIF%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B2.jpg?resize=640%2C211&ssl=1)
範囲の指定
数える対象となるセル範囲を指定します。ここでは、B2セル~B8セルを指定します。
![[=COUNTIF(B2:B8]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFB2%EF%BC%9AB8%EF%BC%BD.jpg?resize=640%2C530&ssl=1)
検索条件を入力する
[,](半角カンマ)を入力し、続けて、検索条件を入力します。
今回の検索条件は100円未満なので、[=COUNTIF(B2:B8,"<100"]と入力します。
![[=COUNTIF(B2:B8,100円未満]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFB2%EF%BC%9AB8100%E5%86%86%E6%9C%AA%E6%BA%80%EF%BC%BD.jpg?resize=640%2C181&ssl=1)
COUNTIF関数で使える不等号や等号(比較演算子)
Excel(エクセル)関数内で使用するときは、指定する条件を、ダブルクォーテーション[""]で囲んでください。
| 演算子 | 使用例 | 意味 |
| > | ">100" | 100より大きい |
| >= | ">=100" | 100以上 |
| < | "<100" | 100より小さい(未満) |
| <= | "<=100" | 100以下 |
| = | "=100" | 100に等しい(同じ) |
| <> | "<>東京" | 東京に等しくない |
[Enter]で確定する
[Enter]と押して確定します。E2セルに100円未満の個数、3が入り、E3セルが選択されます。

E3セルにCOUNTIF関数を入力する
(日本語入力OFFで)E3セルに、[=cou]と入力します。
すると、COUNTIFが表示されるので、COUNTIFを選択し[Tab]キーを押します。
![E3セルに[=cou]と入力](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/E3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBcou%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B.jpg?resize=640%2C407&ssl=1)
E3セルに[=COUNTIF(]と入力されます。
![E3セルに[=COUNTIF(]と入力される](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/E3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBCOUNTIF%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B.jpg?resize=640%2C211&ssl=1)
範囲の指定
数える対象となるセル範囲を指定します。ここでは、B2セル~B8セルを指定します。
![[=COUNTIF(B2:B8]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFB2%EF%BC%9AB8%EF%BC%BD.jpg?resize=640%2C530&ssl=1)
検索条件を入力する
[,](半角カンマ)を入力し、続けて、検索条件を入力します。
今回の検索条件は100円以上なので、[=COUNTIF(B2:B8,">=100"]と入力します。
![[=COUNTIF(B2:B8,100円以上]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFB2%EF%BC%9AB8100%E5%86%86%E4%BB%A5%E4%B8%8A%EF%BC%BD.jpg?resize=640%2C181&ssl=1)
確定する
E3セルに100円以上の個数、4が入ります。

検索条件にワイルドカード[*]を使う
特定の文字列で始まるセルの個数を数える
A2セル~A8セルで特定の文字列(ここでは、[福]という文字列)で始まるセルの個数をCOUNTIF関数を使って数えます。
![[福]ではじまるセルの個数を数える](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BB%E7%A6%8F%EF%BC%BD%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%98%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%80%8B%E6%95%B0%E3%82%92%E6%95%B0%E3%81%88%E3%82%8B.jpg?resize=640%2C260&ssl=1)
D2セルにCOUNTIF関数を入力する
(日本語入力OFFで)D2セルを選択し、[=cou]と入力します。
COUNTIFが表示されるので、COUNTIFを選択し[Tab]キーを押します。
![D2セルに[=cou]と入力](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/D2%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBcou%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B.jpg?resize=640%2C320&ssl=1)
D2セルに[=COUNTIF(]と入力されます。
![D2セルに[=COUNTIF(]と入力される](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/D2%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBCOUNTIF%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B.jpg?resize=640%2C221&ssl=1)
範囲の指定
数える対象となるセル範囲を指定します。ここでは、A2セル~A8セルを指定します。
![[=COUNTIF(A2:A8]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFA2%EF%BC%9AA8%EF%BC%BD2.jpg?resize=640%2C574&ssl=1)
検索条件を入力する
[,](半角カンマ)を入力し、続けて、検索条件を入力します。
今回の検索条件は[福]という文字列で始まるなので、[=COUNTIF(A2:A8,"福*"]と入力します。
[*](アスタリスク)は、任意の文字列を意味するワイルドカードです。
したがって、 [福*]は、[福]に何らかの文字列がくっついているもの、[福]という文字列で始まるものという意味になります。
![[=COUNTIF(A2:A8,福で始まる]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFA2%EF%BC%9AA8%E7%A6%8F%E3%81%A7%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8B%EF%BC%BD2.jpg?resize=640%2C170&ssl=1)
確定する
D2セルに[福]という文字列で始まるセルの個数、3が入ります。

特定の文字列が含まれるセルの個数を数える
A2セル~A8セルで特定の文字列(ここでは、[島]という文字列)が含まれるセルの個数をCOUNTIF関数を使って数えます。
![[島]が含まれるセルの個数を数える](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BB%E5%B3%B6%EF%BC%BD%E3%81%8C%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%80%8B%E6%95%B0%E3%82%92%E6%95%B0%E3%81%88%E3%82%8B.jpg?resize=640%2C263&ssl=1)
D3セルにCOUNTIF関数を入力する
(日本語入力OFFで)D3セルを選択し、[=cou]と入力します。
COUNTIFが表示されるので、COUNTIFを選択し[Tab]キーを押します。
![D3セルに[=cou]と入力](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/D3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBcou%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B.jpg?resize=640%2C320&ssl=1)
D3セルに[=COUNTIF(]と入力されます。
![D3セルに[=COUNTIF(]と入力される](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/D3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AB%EF%BC%BBCOUNTIF%EF%BC%BD%E3%81%A8%E5%85%A5%E5%8A%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B.jpg?resize=640%2C221&ssl=1)
範囲の指定
数える対象となるセル範囲を指定します。ここでは、A2セル~A8セルを指定します。
![[=COUNTIF(A2:A8]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFA2%EF%BC%9AA8%EF%BC%BD3.jpg?resize=640%2C572&ssl=1)
検索条件を入力する
[,](半角カンマ)を入力し、続けて、検索条件を入力します。
今回の検索条件は[島]という文字列が含まれるなので、[=COUNTIF(A2:A8,"*島*"]と入力します。
[*](アスタリスク)は、任意の文字列を意味するワイルドカードです。
したがって、 [*島*]は、[島]という文字の前後に何らかの文字列がくっついているもの、[島]という文字列が含まれるものという意味になります。
![[=COUNTIF(A2:A8,島が含まれる]](https://i0.wp.com/manabi-info.com/wp-content/uploads/2021/03/%EF%BC%BBCOUNTIFA2%EF%BC%9AA8%E5%B3%B6%E3%81%8C%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%82%8B%EF%BC%BD.jpg?resize=640%2C170&ssl=1)
確定する
D3セルに[島]という文字列が含まれるセルの個数、3が入ります。

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