JIS色彩規格「やわらかい赤」
「桃色(ももいろ)」は、JIS(日本産業規格)269色のうちのひとつで、JIS色彩規格では「やわらかい赤」と定義されています。
春に咲く桃の花の色。女性らしさや若さを感じさせる色です。
桃は中国原産の植物。中国では桃の花が咲き乱れる理想郷を「桃源郷」といい、桃が昔から人々を魅了していたことがわかります。
また、桃には、邪気を祓い不老長寿の力を与えるとも伝えられています。わが子の成長を願う、「桃の節句」もここからきているのでしょう。
なお、日本で淡い赤色に「桃色」という名がつけられたのは室町時代。桃色は桃の花から染めたのではなく、紅花や蘇芳を用いて桃の花の色を再現したものです。
桃の名産地・山梨県笛吹市の桃源郷(桃の花)
・【365色】日本の色・伝統色|名前と色見本の一覧(色相・彩度・明度)
桃色(ももいろ)の色情報
色の名前(よみ) | 桃色(ももいろ) |
HSB | 303/24/100 |
CMYK | 9/33/0/0 |
RGB | 255/191/250 |
colorcode | #ffbffa |
桃色(ももいろ)の輝度グラデーション
円グラフやプレゼン資料をExcelやPowerPointでつくる際、色の数を抑えたいときには輝度グラデーションが便利です。
ここでは、「桃色(ももいろ)」をベースカラーにした輝度グラデーションと、円グラフでの使用例を紹介します。
「桃色」をベースカラーにした輝度グラデーション
「桃色」をベースカラーにした輝度グラデーションを紹介します。「#560050」がもっとも暗い色で、順に明るい色になります。
「#560050」→「#890080」→「#bc00b0」→「#ef00df」→「#ff23f0」→「#ff56f3」→「#ff89f7」→「#ffbffa」
輝度グラデーションの円グラフでの使用例
「桃色」をベースカラーにした輝度グラデーションを円グラフで使用した例を紹介します。
もっとも主張したい部分を「桃色」の輝度グラデーションの1つ「#ff56f3」にし、次に主張したい部分に「桃色(#ffbffa)」を使用しています。
「桃色」の配色アイデア
「桃色」の配色アイデアを紹介します。
Instagramでも発信中
Instagram「iro_todokeru」では、ここで紹介した以外の色の配色アイデアも発信しています。よかったらご覧になって、「色」を楽しんでください。
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参考図書・文献
・にっぽんのいろ(暦生活)
・日本の色図鑑(吉田雪乃)
・くらしを彩る日本の伝統色事典[マイナビ文庫]