使いまわせるスケジュール表の簡単な作成方法【Excel付】の記事で、年と月を入力するだけで、その月の日付や曜日が自動で切り替わるスケジュール表の作成方法を紹介しました。
今回は、このスケジュール表に条件付き書式を設定することで、本日の行に自動的に色がつくようにする方法を紹介します。
設定自体は極めて簡単ですが、1つだけ注意点があるので合わせて説明します。
また、ここでは、黄緑色がつくように設定していますが好みの色に変える方法も紹介します。
では、さっそく始めましょう。
本日の行に自動的に色がつくようにする
Excelブックをダウンロードする
適当なExcelブックが手元にない場合は、使いまわせるスケジュール表の簡単な作成方法【Excel付】の記事で紹介した、A1セルに【西暦】の数値、A2セルに【月】の数値(年や月の文字の入力は不要)を入力するだけで、該当月の日付や曜日に変わるExcelブックをこちらからダウンロードしてください。
条件付き書式の設定範囲を選択
まずは、条件付き書式を設定する範囲を選択します。
ここでは、A4セル~B34セルを選択します。
※B34セルの選択を忘れないように。
条件付き書式を選択
[ホーム]タブのスタイルグループにある条件付き書式をクリックします。
そして、新しいルールを選択します。
数式を使用して、書式設定するセルを決定を選択します。
次の数式を満たす場合に値を書式設定ボックスに、=$A4=TODAY()と入力します。
これは、A列が今日(本日)ならばという意味で、
本日の行に、設定した書式が適用される(自動的に色がつく)ことになります。
今日の日付のシリアル値を返すTODAY関数
TODAY関数は、今日の日付のシリアル値を返す関数です。
なお、TODAY関数には、引数(ひきすう)はありません。
[=TODAY( )]という書式で表します。
セルにつける色を設定する
書式ボタンをクリックし、塗りつぶしタブを選択します。
色ボックスの緑(基本色40%)をクリックします。
これで、本日の行に自動的に色がつくようになります。
条件付き書式を設定する際の注意点
複数の条件付き書式を設定している場合、優先順位に気をつける必要があります。
優先順位を確認したり、並び替えたりするには、
[ホーム]タブのスタイルグループにある条件付き書式をクリックします。
ルールの管理を選択します。
開いた条件付き書式ルールの管理ダイアログで、今設定した条件が一番上に来ているかを確認してください。
条件付き書式ルールの管理ダイアログでは、上に表示されている条件が優先されます。
以下のように、下になっていると、上にある土曜や日曜、祝日の設定が優先されてしまいます。
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