Excel(エクセル)で、和暦(元号)を西暦に変換したいということはよくあります。
この記事では、和暦(元号)から西暦に変換するテクニックを紹介します。
参考和暦西暦変換早見表|令和・平成・昭和・大正・明治の改元日と曜日もわかる
セルの書式設定で和暦(元号)を西暦に変換する
西暦にする日付を選択
西暦にしたい日付を選択します。ここでは、A1セル~A4セルに入力されている和暦(元号)の日付を西暦にするので、A1セル~A4セルを選択します。
セルの書式設定を開く
[セルの書式設定]ダイアログを開きます。このサイトで推奨している[Ctrl]+[1]と押して開きましょう。
リボンから開く場合は、[ホーム]タブの[セル]グループにある[書式]をクリックし、
[セルの書式設定]を選択します。
グレゴリオ暦
[セルの書式設定]ダイアログが開きます。
[表示形式]タブにある[分類]から[日付]を選びます。
[カレンダーの種類]が[和暦]になっているので、[グレゴリオ暦]にします。
そして、[種類]の中から好きなものを選択し(ここでは、2012年3月14日を選択)、[OK]をクリックします。
和暦(元号)表示から西暦表示へ
和暦(元号)表示が西暦表示になります。
[セルの書式設定]で西暦にならない場合
もし、上記のテクニック([セルの書式設定]→[グレゴリオ暦])で西暦にならなかった場合は、和暦(元号)が[シリアル値]でないことが考えられます。
Excel(エクセル)は日付(や時刻)を[シリアル値]という数値で管理しています。
上記の[セルの書式設定]による変換テクニックは、日付が[シリアル値]でないとうまくいきません。
日付がシリアル値がどうかの見分け方
Excel(エクセル)は、文字列を左寄せに、数値を右寄せにします。
この法則により、数値であるシリアル値([1900/1/1]を[1]として始まる数値)は右寄せになります。
右寄せになっていない場合は、文字列の可能性があります。
また、数式バーを確認することで見分けることができます。
シリアル値ならば、[1912/7/30]のような形になっています。
文字列ならば、[大正1年7月30日]のような形になっています。
DATEVALUE関数で和暦(元号)を西暦に変換
日付が文字列のときは、DATEVALUE関数で[シリアル値]に変換したあと、[セルの書式設定]で西暦に変換します。
DATEVALUE関数
DATEVALUE関数の書式は、DATEVALUE関数(変換する日付セル)です。
ここでは、西暦に変換したい日付がA1セル~A4セルに入力されているので、B1セルに[=DATEVALUE(A1)]と入力します。
A4セルまで数式をコピーすると、(表示形式が[標準]の場合)このようになります。
ここで表示されている、[4595]や[9856]などはシリアル値です。DATEVALUE関数で文字列がシリアル値になりました。
あとは、さきほどと同じ手順です。
セルの書式設定を開く
[セルの書式設定]ダイアログを開きます。このサイトで推奨している[Ctrl]+[1]と押します。
グレゴリオ暦
[セルの書式設定]ダイアログが開きます。
[表示形式]タブにある[分類]から[日付]を選びます。
[カレンダーの種類]が[グレゴリオ暦]になっているのを確認します。
そして、[種類]の中から好きなものを選択し(ここでは、2012年3月14日を選択)、[OK]をクリックします。
和暦(元号)表示から西暦表示へ
和暦(元号)表示が西暦表示になります。