(複数の)条件を満たすデータの中から最小値を求めるには、MINIFS(ミニマム・イフ・エス)関数が便利です。
MINIFS関数を用いると、配列数式や作業列などを使用せずに、簡単に、ある条件の下での最小値を求めることができます。
そこで、この記事では、ExcelのMINIFS関数の使い方を紹介します。
なお、2 番目、3 番目に小さい数値を求めるにはSMALL関数を使用します。
MINIFS(ミニマム・イフ・エス)関数の書式
MINIFS(ミニマム・イフ・エス)関数は、(複数の)条件を満たすデータの中から最小値を求める関数です。
[=MINIFS( 最小範囲,条件範囲1,条件1,[ 条件範囲2,条件2 ]・・・ )]という書式で表します。
最小範囲
最小値を求める範囲を指定します。
条件範囲
[条件]の対象になるセルの範囲を指定します。
条件
最小値を取得する条件を数値や式、文字列、比較演算子やワイルドカードで指定します。
ミニマム・イフ・エス | 書式 |
MINIFS関数 | ( 最小範囲,条件範囲1,条件1,[ 条件範囲2,条件2 ]・・・) |
※この関数は 2019 または 365 から使用できます。
MINIFS関数の条件が1つの場合
上記の=MINIFS(C2:C8,B2:B8,E2)は、F2セルに入力されている数式です。
B2セル〜B8セルに入力されている「会員」の中で、C2セル〜C8セルに入力されている「購入金額」の最小値を求めています。
MINIFS関数の条件が2つの場合
次は、MINIFS関数の条件が2つの場合を紹介します。
以下の=MINIFS(C2:C8,B2:B8,E2,C2:C8,">=10000")は、F2セルに入力されている数式です。
B2セル〜B8セルに入力されている「会員」の中で(条件1)、C2セル〜C8セルに入力されている「購入金額」が10,000以上(条件2)のもので最小のものを求めています。
条件が1つの場合は、5,000が最小購入金額でしたが、10,000以上という条件を加えたことで、20,000になっています。
MINIFS関数を使うと、このような複数の条件のもとでの最小値を楽に求めることができます。
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MAXIFS関数の使い方~複数の条件を満たすデータの中から最大値を求める
SUMIFS関数の使い方~複数の条件を満たすデータの合計を求める
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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