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初心者でもわかるExcelのオートフィル徹底ガイド|使い方・トラブル解決

Excelの「オートフィル」は、データの入力を効率化する便利な機能です。この記事では、「オートフィル」について以下の点を詳しく解説しています。

  • 数値(1, 2, 3…)、曜日(月曜日、火曜日、水曜日…)の連続データの入力。
  • 書式のみのコピー。
  • 値だけの入力(書式はコピーしない)。
  • 週日だけ(土曜、日曜を除く)の曜日の連続データの入力。
  • 毎月1日(3月1日、4月1日、5月1日...)だけの連続データの入力。
  • 毎年3月1日だけ(2025/3/1,2026/3/1,2027/3/1...)の連続データの入力。
  • 思ったように動作しない。
  • オートフィルをより効率的に使うためショートカットキー。

オートフィル機能とは?

オートフィルは、セルの右下にある「フィルハンドル」をドラッグすることで、隣接するセルにデータや数式をコピーできる機能です。以下のような使い方があります。

  • セルのコピー:数値(1,1,1...)や数式のコピー。
  • 連続データの入力:数値(1, 2, 3…)、日付、曜日(月曜日、火曜日…)、年月日などの自動入力。
  • 書式のみの入力:1つのセルに入力した数式を、一括して他のセルに適用。
  • 値のみの入力
  • パターンの認識:「2, 4, 6…」と入力すれば、その規則に従ってデータを自動生成。

オートフィルの使い方

フィルハンドルとは、Excelのセルの右下にある小さな四角形のことです。このフィルハンドルを右クリックでドラッグすることで、さまざまなオートフィル機能を使用できます。

セルをコピーしたい

フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「セルのコピー」を選択すると、セルの値と書式がコピーされます。

オートフィル|セルのコピー

オートフィル|セルのコピー(適用後)

「1,2,3...」のような連続データをつくりたい

「1」と入力して、フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「連続データ」を選択すると、「1,2,3…」と連続データが自動入力されます。

連続データが入力される

セルの書式だけをコピーしたい

「1」と入力して、フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「書式のみコピー(フィル)」を選択すると、書式のみが入力されます。

書式のみが入力される

セル内の値だけコピーしたい(書式はコピーしたくない)

フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「書式なしコピー(フィル)」を選択すると、値のみが入力されます。

値のみが入力される

曜日の連続データをつくりたい

「月曜日」と入力し、フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「連続データ(日単位)」を選択すると、「火曜日、水曜日...」と自動入力されます。

連続データ(日単位)

曜日の連続データが入力される

週日だけの曜日の連続データをつくりたい

「月曜日」と入力し、フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「連続データ(週日単位)」を選択すると、「土曜日、日曜日」が除かれたと週日の連続データが入力されます。

土曜日、日曜日が除かれる

毎月1日だけの連続データをつくりたい

「2025/3/1」などと入力し、フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「連続データ(月単位)」を選択すると、「2025/3/1,2025/4/1,2025/5/1...」と毎月1日だけの連続データが入力されます。

連続データ(月単位)

毎月1日だけのデータになる

毎年3月1日だけの連続データをつくりたい

「2025/3/1」などと入力し、フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「連続データ(年単位)」を選択すると、「2025/3/1,2026/3/1,2027/3/1...」と毎年3月1日だけの連続データが入力されます。

毎年3月1日だけのデータになる

 

「100」までの数値や一年分の日付を入力する方法

次の記事では、[オートフィル]の[連続データの作成]を使って、「1」から「100」までを一瞬で入力する方法、「1」から「10000」までを一瞬で入力する方法、「2025/1/1」から「2025/12/31」までを一瞬で入力する方法を解説しています。

「1」から「100」までの数値や一年分の日付を一瞬で入力する方法

 

独自の連続データを入力する方法

次の記事では、「本・支店名」や「社員名」「都道府県名」などを思った順番で入力する方法を解説しています。

ユーザー設定リストの作り方!よく使うリストを自在に扱う

 

オートフィルが連続しない

例:「1, 2」と入力してドラッグしても「1, 2, 1, 2…」と繰り返される。

対策:「1, 2」と入力して、フィルハンドルを右クリックでドラッグし、表示されたコンテキストメニューから「連続データ」を選択すると、「1,2,3…」と連続データが自動入力されます。

 

オートフィルをより効率的に使うためショートカットキー

オートフィルをより効率的に使うためのショートカットキーを紹介します。

[Ctrl + D] → 上のセルをコピー(下方向)

[Ctrl + R] → 左のセルをコピー(右方向)

Ctrl + Enter] → 同じデータを範囲選択したセルに入力する

[Ctrl + ドラッグ] → 同じデータをコピー

[Alt → E → I → S] → 詳細なフィルオプションを開く

まとめ

オートフィルを活用すれば、Excelでのデータ入力が効率化されます。基本的な使い方を理解するだけでも十分な効率化につながりますが、ショートカットキーも活用することで、よりスムーズにExcelを操作できるようになります。

ぜひ、今日から実践してみてください!

 

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参考文献

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