社員番号、会員番号、エリア番号などを表示する際、数字の左側に「0」を追加して同じ桁数で表示したいと思うことありますよね。
[01]や[001]、[0001]のように、数字の桁数を揃えるために0を追加することを[ゼロパディング]や[ゼロ埋め]などといいます。
この記事では、Excelで0から始まる値を入力する方法・ゼロパディングする方法を4つ紹介します。
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先頭に「'」(シングルクォーテーション)を入力する
Excelでは数値や数式・関数などの先頭に'(シングルクォーテーション)を入力することで、文字列として扱われるようになります。
何個も入力しなければならないときや計算の対象にしたいときにはおすすめしませんが、1つか2つのセルにだけ(応急的に)入力する場合なら、一番手軽でいいと思います。
具体的な手順は、まず最初に「'(シングルクォーテーション)」を入力し、続けて「001」や「0001」などと入力するだけです。
「'(シングルクォーテーション)」を入力することで、[文字列]として扱われるので、「001」や「0001」といった0から始まる値が表示できるようになります。
表示形式を文字列にして入力する
これから001や0001、011といった、0から始まる値を入力するときには、セルの表示形式を文字列にしておくと簡単です。
0から始まる値を入力する範囲を選択し、[ホーム]タブの[数値]グループにある数値の書式ボックスから文字列を選択します。
文字列にした範囲には、001や0001、011といった値が入力できるようになります。
セルの表示形式をユーザー定義にする
既に入力されている数値を001や0001、011といった0から始まる値にするには、セルの表示形式をユーザー定義に変更します。
0から始まる値にする範囲を選択する
0から始まる値にする範囲を選択します。
図では、A2セル~A8セルを選択しています。
セルの書式設定ダイアログを開く
[Ctrl + 1]と押し、[セルの書式設定]ダイアログを開きます。
[表示形式]タブの[分類]から[ユーザー定義]を選択します。
[種類]ボックスに、0を入力して[000]とし、[OK]をクリックします。
すると、選択していたA2セル~A8セルの値が0から始まる3桁の値に変わります。
ちなみに、[種類]ボックスを[0000]に変更すると、0から始まる4桁の値に変わります。
TEXT関数でゼロパンディングする
Excelで「表示形式」の関数といえば、TEXT関数です。
[セルの書式設定]の[ユーザー設定]でできることは、基本的にTEXT関数でもできます。
TEXT関数の書式は[TEXT(値、表示形式)]です。
例として、A2セル~A8セルの値を、B2セル~B8セルに4桁の数値で表示するとします。
まず、B2セル~B8セルを選択します。
次に、B2セルに、=TEXT(A2,"0000")と入力し、[Ctrl+Enter]と押します。
すると、B2セル~B8セルの値が4桁の数値で表示されました。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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