PowerPoint既定のカラーパレットに不満
PowerPoint(パワーポイント)既定のカラフルな色のカラーパレットに不満を覚える人は多いのではないでしょうか?なんか、いまいちしっくりくる色がないなぁ…私もそう思う一人です。
とは言っても、どんな色にしたいのか、どんな色がいいのかもわからない…。思い浮かばない…。そんな思いなのではないでしょうか。
そんな思いの方に向けて、前回、PowerPointのスライドの色選びにおすすめのカラーコード表という記事を書きましたが、どうせなら、印刷して手元に置いて、いつでもカラーコードを確認できるものがあった方がためになるのではないかという考えに至り、トーン別の12色相環のカラーパレットに、カラーコードを記したものを作り、無償で提供することにしました。
トーン別の12色相環のカラーパレットにカラーコードを記したもの(クリックするとPDFが開きます)
1つは、印刷用にPDF形式、もう1つは壁紙などで使えるようにJPEG形式にしました。
PDF形式は上の画像をクリックしていただくと、PDFが開きますので、そこからダウンロード(DL)できます。
JPEG形式は巻末に置いています(巻末へ)。
※このサイトを見てもらったことへの感謝の気持ちで作成しているものですので、配布はご遠慮ください。
12色相環カラーコード付きカラーパレットの使い方
ビビットトーンやブライトトーンなど、トーンごとにまとめていますので、まずは、どのトーンの色合いが好みかを探してみてください。
トーンの位置関係
好みの色合いが決まったら、全体の6、7割の面積を占める色となるベースカラーと、ベースカラーを引き立てたりイメージを補完したりするアソートカラー(ベースカラーの類似色、類似トーン)を決めます。
そして最後に、全体を引き締めたり、変化をつけたりする役割の色として、ベースカラーとは離れた位置にある色(補色など)をアクセントカラーとして選ぶというふうにします。
例えば、01をベースカラー、02をアソートカラーにした場合は、05~09の中からアクセントカラーを(1つ)選ぶという感じです。ベースカラーやアソートカラーに06~08辺りを選んだ場合には、03~11辺りをアクセントカラーにするという具合です。
ビビットトーンの12色相環
色から連想されるイメージ(与える効果)について知っておく
色には、それぞれにイメージがあり、視覚効果を与えます。
配色を考えるときには、色が持つイメージと伝えたいキーワードとの関係を考えることが必要です。
ここで簡単に色が与える主なイメージを紹介します。
色の系統 | 与えるイメージ |
赤系 | 情熱、生命、エネルギー、危険、怒り、緊張、温暖 |
オレンジ系 | 明るい、親しみ、元気、子ども、庶民的、陽気、暖かい |
イエロー系 | 楽しい、希望、幸福、無邪気、軽率、注意、奇抜 |
緑系 | 健康、自然、癒やし、安定、再生、調和、未熟 |
青系 | 清潔、知性、誠実、男性、落ち着き、寒冷、不安 |
紫系 | 神秘的、優雅、高貴、妖艶、不安定、二面性、芸術 |
ピンク系 | 優しい、幸福、女性、可愛い、若い、赤ちゃん、甘い |
白系 | 潔白、純粋、新しい、正義、無、平和、医療 |
黒系 | 暗い、高級、大人っぽさ、威厳、都会的、絶望、恐怖 |
グレー系 | 調和、地味、あいまい、上品、無機質、無難、不安 |
ダウンロード(DL)用ファイル
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