Excel(エクセル)では、ワイルドカードと呼ばれる[*](アスタリスク)や[?](クエスチョン)を使うことで、文字数や文字列の異なる、不要な部分をまとめて削除することが可能になります。
この不要な部分をまとめて削除するテクニックを用いれば、以下のようなデータの分割が簡単にできます。
この記事では、Excel(エクセル)でワイルドカードを使った置換・削除とその活用テクニックを紹介します。
テクニック|ワイルドカードを使って「~を含む」と検索する
テクニック|ワイルドカードを使って「~が付く」を検索する
テクニック|[*](アスタリスク)を検索する
テクニック|[?](クエスチョン)を検索する
[*](アスタリスク)を使った置換・削除テクニック
データをコピーする
A列のデータをB列にコピーします。
右へのコピーなので、B1セル~B8セルを選択し、[Ctrl]+[R]と押します。
A1セル~A8セルのデータがコピーされます。
@の前にある文字と@を削除する
「大根」や「にんじん」などの@の前にある文字と@を削除します。
[検索と置換]ダイアログを開く
[Ctrl]+[H]と押して、[検索と置換]ダイアログを開きます。
検索する文字列に[*@]と入力する
[検索と置換]ダイアログの[検索する文字列]ボックスに[*@]と入力します。
[置換後の文字列]ボックスは空欄のままにしておきます。
[すべて置換]をクリック
[すべて置換]ボタンをクリックします。すると、B列にあった@と@の前に合った文字が削除され、数値だけになります。
[*@]は、任意の文字列[*]と@という意味なので、任意の文字列と@を空欄に置換する(つまり、削除する)と命じたのです。
@の後ろの数値と@を削除する
今度は、A列を商品名だけにします。やり方は同じです。まず、A1セル~A8セルを選択します。
37や106などの@の後ろにある数値と@を削除します。
[検索と置換]ダイアログを開く
[Ctrl]+[H]と押して、[検索と置換]ダイアログを開きます。
検索する文字列に[@*]と入力する
[検索と置換]ダイアログの[検索する文字列]ボックスに[@*]と入力します。
[置換後の文字列]ボックスは空欄のままにしておきます。
[すべて置換]をクリック
[すべて置換]ボタンをクリックします。すると、A列にあった@と@の後ろに合った数値が削除され、文字列だけになります。
[@*]は、@と任意の文字列[*]という意味なので、@と任意の文字列を空欄に置換する(つまり、削除する)と命じたのです。
置換する文字数を限定したいときは、[?](クエスチョン)を使います。例えば、[???]とすれば、3文字が対象になります。
個人的な感想ではありますが、任意の文字列を意味するワイルドカード[*]を使うケースが圧倒的に多いと思います。
ワイルドカードのことをもっと知りたいという方は、以下の記事を参考にしてください。
テクニック|ワイルドカードを使って「~を含む」と検索する
テクニック|ワイルドカードを使って「~が付く」を検索する
テクニック|[*](アスタリスク)を検索する
テクニック|[?](クエスチョン)を検索する
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