(複数の)条件を満たすデータの平均を求めるには、AVERAGEIFS(アベレージ・イフ・エス)関数が便利です。
AVERAGEIFS関数を用いると、配列数式や作業列などを使用せずに、簡単に、ある条件の下での平均を求めることができます。
そこで、この記事では、ExcelのAVERAGEIFS関数の使い方を紹介します。
なお、(複数の)条件を満たすデータの個数を求めるにはCOUNTIFS関数を、(複数の)条件を満たすデータの合計を求めるにはSUMIFS関数を使用すると便利です。
AVERAGEIFS(アベレージ・イフ・エス)関数の書式
AVERAGEIFS(アベレージ・イフ・エス)関数は、(複数の)条件を満たすデータの平均を求める関数です。
[=AVERAGEIFS( 平均範囲,条件範囲1,条件1,[ 条件範囲2,条件2 ]・・・ )]という書式で表します。
平均範囲
平均を求める範囲を指定します。
条件範囲
[条件]の対象になるセルの範囲を指定します。
条件
平均を取得する条件を数値や式、文字列で指定します。
アベレージ・イフ・エス | 書式 |
AVERAGEIFS関数 | ( 平均範囲,条件範囲1,条件1,[ 条件範囲2,条件2 ]・・・) |
AVERAGEIFS関数の条件が1つの場合
上記の=AVERAGEIFS(C2:C8,B2:B8,E2)は、F2セルに入力されている数式です。
B2セル〜B8セルに入力されている「加入年」が2019の人の、C2セル〜C8セルに入力されている「利用回数」の平均を求めています。
条件が1つの場合は、AVERAGEIF関数でも求めることができます。
AVERAGEIFS関数とAVERAGEIF関数では、引数(平均範囲、条件範囲、条件)の順序が異なるので注意してください。
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AVERAGEIFS関数の条件が2つの場合
次は、AVERAGEIFS関数の条件が2つの場合を紹介します。
以下の=AVERAGEIFS(D2:D8,A2:A8,F2,B2:B8,G2)は、H2セルに入力されている数式です。
A2セル〜A8セルに入力されている「部署」が営業1課(条件1)で、B2セル〜B8セルに入力されている「日付」が5月7日(条件2)の平均売上を求めています。
AVERAGEIFS関数を使うと、このような複数の条件のもとでの平均を楽に求めることができます。
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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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