Excel(エクセル)のグラフ機能を使わずに、Excel関数を使って、次のような簡易な横棒グラフをつくるテクニックを紹介します。
記事>人気投票の簡易グラフを作成する!REPT関数の基本的な使い方
記事>Excel関数で評価「5」や「3」などを星印★で表示する
REPT関数を使って作成する
REPT(リピート)関数は、文字列を指定した回数だけ繰り返して表示する関数です。
[=REPT( 文字列 , 繰り返し回数 )]という書式で表します。
文字列
繰り返したい文字列を指定します。
|、☆、★などを使うことが多い気がしますが、特に決まりはありません。
ただし、文字列を""(ダブルクォーテーション)で囲むことをお忘れなく!
繰り返し回数
0 〜 32767 までの数値を指定します。
リピート | 書式 |
REPT関数 | ( 文字列,繰り返し回数 ) |
横棒グラフの表示欄をつくる
まずは、横棒グラフを表示する欄をつくります。
表示に使えるセルの数(列の数)などに合わせてつくってください。
例として、ここでは、3列使います。イメージは、次の図のとおりです。
数値に応じて最大値を決める
ここでは、売上を横棒グラフにするので、売り上げの大きさ(数値)で最大値を決めます。
本店の1,339に着目し、最大値を1,500としました。
目安となる目盛りを決める
最大値が1,500で、3列使っているので、1目盛りを1,500÷3 の500とします。
これらを、表頭のC2セル、C3セル、C4セルに入力します。そして、右寄せにします。
これで、表頭ができました。
REPT関数を入力する
次に、指定した数だけ同じ文字を繰り返して表示する関数、REPT(リピート)関数を入力します。
繰り返す文字を、ここでは、"|"とします。
※|は、Shiftを押しながら¥のあるキーを押してください(キーボードにより異なります)。
C3セル~C6セルを選択します。
そして、C3セルに、=reと入力します。
すると、REPTという表示が現れるので、選択し、Tabキーを押します。
=REPT( に続けて入力
C3セルに、=REPT(と入力されるので、続けて、"|",と入力し、B3セルをクリックします。
次の式ができます。
Ctrl+Enterと押し、式を確定します(Ctrlキーを押しながら、Enterキーを押す)。
表示を調整する
(Ctrlキーを押しながら確定しているので)C3セルだけでなく、(選択範囲の)C6セルまで一気に関数が入力されます。
ところが、今は、|が売上の数だけ入力されている状態です。
このままでは、何が何だかわからないので、表示を調整します。
セルを編集モードにするショートカットキーF2キーを、一度押します。
C3セルが編集モードになります。
ここでは、B3を30で割り、=REPT("|",B3/30)とします。
※フォントの大きさ、セルの列幅で異なりますので適宜、調整してください。
もう一度、Ctrl+Enterと押す(Ctrlキーを押しながら、Enterキーを押す)と、今度はうまくいきます。
Excel関数で簡易な横棒グラフを作成できました。
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