(複数の)条件を満たすデータの個数を求めるには、COUNTIFS(カウント・イフ・エス)関数が便利です。
COUNTIFS関数を用いると、配列数式や作業列などを使用せずに、簡単に、ある条件の下での個数を求めることができます。
そこで、この記事では、ExcelのCOUNTIFS関数の使い方を紹介します。
なお、(複数の)条件を満たすデータの合計を求めるにはSUMIFS関数を、(複数の)条件を満たすデータの平均を求めるにはAVERAGEIFS関数を使用すると便利です。
COUNTIFS(カウント・イフ・エス)関数の書式
COUNTIFS(カウント・イフ・エス)関数は、(複数の)条件を満たすデータの個数を求める関数です。
[=COUNTIFS( 条件範囲1,条件1,[ 条件範囲2,条件2 ]・・・ )]という書式で表します。
条件範囲
[条件]の対象になるセルの範囲を指定します。
条件
個数を取得する条件を数値や式、文字列、比較演算子、ワイルドカードで指定します。
カウント・イフ・エス | 書式 |
COUNTIFS関数 | ( 条件範囲1,条件1,[ 条件範囲2,条件2 ]・・・) |
COUNTIFS関数の使い方(条件が2つの場合)
COUNTIFS関数の条件が2つの場合で、使い方を紹介します。
以下の=COUNTIFS(B2:B8,E2,C2:C8,F2)は、G2セルに入力されている数式です。
B2セル〜B8セルに入力されている「区分」が会員(条件1)で、C2セル〜C8セルに入力されている「加入年」が2019の人(条件2)の個数(人数)を求めています。
COUNTIFS関数の条件が2つの場合(~から~まで)
次も、COUNTIFS関数の条件が2つの場合を紹介します。
以下の=COUNTIFS(C2:C8,">=5",C2:C8,"<10")は、F3セルに入力されている数式です。
F3セルでは、「利用回数」が5回から9回までというのを求めます。
「利用回数」が5回から9回までというのを、「利用回数」が5回以上、10回未満と言い換えます。
引数「条件1」で 5以上(">=5")と、引数「条件2」で 10未満("<10")とすれば求めることができます。
比較演算子をダブルクォーテーションで囲むことを忘れないようにしてください。
このように、COUNTIFS関数を使うと複数の条件のもとでの個数を楽に求めることができます。
関連記事
COUNTIF関数の使い方|以上・未満などの比較演算子とワイルドカード
MINIFS関数の使い方~複数の条件を満たすデータの中から最小値を求める
MAXIFS関数の使い方~複数の条件を満たすデータの中から最大値を求める
SUMIFS関数の使い方~複数の条件を満たすデータの合計を求める
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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