Excel(エクセル)では、ワイルドカードと呼ばれる[*](アスタリスク)や[?](クエスチョン)を使用することができます。ワイルドカードは、トランプで例えれば、万能カードのジョーカーのような存在です。
この記事では、Excel(エクセル)でワイルドカードを使った検索テクニックを紹介します。
Excel(エクセル)で使えるワイルドカードとは
Excel(エクセル)で使えるワイルドカードには、[*](アスタリスク)と[?](クエスチョン)があります。
[*](アスタリスク)は、任意の文字列を意味します。
[?](クエスチョン)は、任意の1文字を意味します。任意の2文字としたいときは、[??]とします。
ワイルドカードを検索に使用する
Excel(エクセル)の検索([Ctrl]+[F])では、ワイルドカードを使うことができます。
使い方を簡単にまとめると、以下のとおりです。
ワイルドカード | 意味 | 使用例 | 対象となる文字列 |
* | 任意の文字列 | 山* | 山形、山形県、山梨、山梨県 |
? | 任意の1文字 | 山? | 山形、山梨 |
?? | 任意の2文字 | 山?? | 山形県、山梨県 |
検索([Ctrl]+[F])で使用するときは、[検索と置換]ダイアログのオプションにある[セル内容が完全に同一であるものを検索する]にチェックを入れてください。
ワイルドカードを使って「~が付く」を検索する
ワイルドカードを使って「~が付く」を検索するテクニックを紹介します。
参考ワイルドカードを使って「~を含む」と検索するテクニックはこちら
[福~県]を検索する
次のようなデータの中から、都道府県名が[福~県]になっているものを検索してみます。
基本的な使い方としては、[~]の部分をワイルドカードである[*]や[?]に置き換えます。
[福*県]と入力する
[Ctrl]+[F]と押し、[検索と置換]ダイアログを開きます。
[検索する文字列]の欄に[福*県]と入力し、[すべて検索]ボタンを押します。
文字列に[福]と[県]を含む文字、福井県、福岡県、福島県がヒットします。
[福?県]と入力する
[Ctrl]+[F]と押し、[検索と置換]ダイアログを開きます。
[検索する文字列]の欄に[福?県]と入力し、[すべて検索]ボタンを押します。
文字列に[福]と[県]を含むもののうち、[福]と[県]の間の文字数が1文字の福井県、福岡県、福島県がヒットします。
[福?]と入力する
[Ctrl]+[F]と押し、[検索と置換]ダイアログを開きます。
[検索する文字列]の欄に[福?]と入力し、[すべて検索]ボタンを押します。
文字列に[福]を含むもののうち、[福●]という2文字の文字列がここにはないので、エラーになってしまいます。
[福??]と入力する
[Ctrl]+[F]と押し、[検索と置換]ダイアログを開きます。
[検索する文字列]の欄に[福??]と入力し、[すべて検索]ボタンを押します。
文字列に[福]を含むもののうち、[福]の後が2文字の福井県、福岡県、福島県がヒットします。
[福*]と入力する
[Ctrl]+[F]と押し、[検索と置換]ダイアログを開きます。
[検索する文字列]の欄に[福*]と入力し、[すべて検索]ボタンを押します。
[?]と違い、[*]は文字数は関係ありませんので、文字列に[福]が付く、福井県、福岡県、福島県がヒットします。
ワイルドカードを使って「~を含む」と検索する
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