このサイトでは、Excelのおすすめショートカットキーを紹介しています。
毎日多くの方に見ていただいている人気記事です(感謝)。
確かにショートカットキーは、Excel操作を高速化・効率化する有効な手段の1つです。
ですが、覚えていなければ使えないというデメリットがあります。
そこでこの記事では、ショートカットキーではない、今日からExcel操作を高速化できるテクニックを紹介します。
基本的に覚えることは何もありません。
というのは言い過ぎかもしれませんが、一度設定すれば、すぐに高速化できます。
ですから、Excel初心者の方には[ Ctrl + C ]や[ Ctrl + Z ]を覚えるより先にやってほしいと思っています。
もちろん、中級者~上級者の方にも十分役に立つテクニックです。
前置きが長くなりましたが、さっそく始めます。
クイックアクセスツールバーとは
クイックアクセスツールバーとは、初期設定では、Excelの最上部に表示されている「自動保存」、「(上書き)保存」、「元に戻す」、「やり直し」の4つのコマンドが登録されているツールバーのことです。
このクイックアクセスツールバーは、非常に便利なものですが、このままでは宝の持ち腐れ。
カスタマイズすることで真価を発揮します。
以下では、カスタマイズの一例を紹介します。
今回の最終形
日常的に使用するコマンド(機能)をクイックアクセスツールバーに集め、リボンを折りたたみます。
こうすることで、日常的に使用するExcelのコマンドをすぐに実行できるようになります。
しかも、作業エリアが少し広くなります。
リボンを切り替える時間と「あの機能を使いたいけど、リボンのどこにあるのかわからない」などと言いながらコマンドを探す時間の両方を省けます。
すぐにリボンを表示して操作できるよう、[リボンを開閉するコマンドボタン]を右端に設置しておきます。
どのコマンドボタンを表示するのかは、どんな業務か(どんな機能をよく使うのか)、どのショートカットキーを覚えているかによって変わります。
この記事では、コマンドボタンに対応する「ショートカットキー」や「アクセスキー」も紹介していますので、参考しながら自分なりのアレンジを加えてみてください。
[STEP1]リボンの下に表示する
クイックアクセスツールバーは、さきほど紹介したように初期設定では、Excelの最上部に表示されています。
このままでは、クイックアクセスツールバーのコマンドボタンを押すために、マウスカーソルをウインドウの一番上まで持っていかなければならないし、コマンドボタンが全て白色で表示されるため、どのコマンドボタンか分かりにくい。
ですから、クイックアクセスツールバーの表示をリボンの上からリボンの下に変更します。
リボンの下に変更するには、[リボンの下に表示]をクリックします。
これでクイックアクセスツールバーが、リボンの下に表示されるようになります。
なお、クイックアクセスツールバーの表示をリボンの上に戻したいときは、今と同じ手順で[リボンの上に表示]をクリックします。
[STEP2]クイックアクセスツールバーにコマンドを表示する
では、クイックアクセスツールバーに、表示すべきコマンドボタンを追加していきます。
[値の貼り付け]のコマンドボタン
まずは、[値の貼り付け]のコマンドボタンです。
[値の貼り付け]のコマンドボタンは、[Excelのオプション]ダイアログの[リボンにないコマンド]にあります。
[値の貼り付け]は、アクセスキーやショートカットキーでも代用できます。
ですが、Alt→H→V→VやCtrl+Alt+V→Vのように最低でも4つのキーを押す必要があるというのが難点です。
この難点を解消するため、クイックアクセスツールバーの一番左に登録します。
こうすることで、ワンクリックで操作できるようになるだけでなく、アクセスキーAlt→1というシンプルな操作で実行できるようになります。
※[Excelのオプション]ダイアログの表示方法、クイックアクセスツールバーへの登録方法、クイックアクセスツールバーに登録したコマンドをアクセスキーで操作する方法について、詳しく知りたい方は、Excelのクイックアクセスツールバーに表示すべき!おすすめのコマンド表の記事を参考にしてください。
[オートSUM]のコマンドボタン
次は、[オートSUM]のコマンドボタンです。
[オートSUM]のコマンドボタンは、Excelのオプションダイアログの[ホームタブ]にあります。
[オートSUM]のコマンドボタンは、[ホーム]タブのリボンにもあるので、リボンにあるコマンドの上で右クリックし、表示されるコンテキストメニューのクイックアクセスツールバーに追加を選択することでも追加できます。
なお、[オートSUM]は、ショートカットキーShift+Alt+=でも代用できます。
[(上書き)保存]のコマンドボタン
次は、[(上書き)保存]のコマンドボタンです。
[(上書き)保存]のコマンドボタンは、初期設定のままであれば既にあるはずです。
存在しない場合は、[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]の[保存]にチェックマークをつけてください。
なお、[Excelのオプション]ダイアログの[ホームタブ]にもありますので、こちらから登録することもできます。
[(上書き)保存]は、ショートカットキーCtrl+Sでも代用できます。
[名前を付けて保存]のコマンドボタン
次は、[名前を付けて保存]のコマンドボタンです。
[名前を付けて保存]のコマンドボタンは、[Excelのオプション]ダイアログの[基本的なコマンド]にあります。
なお、[名前を付けて保存]は、ショートカットキーF12でも代用できます。
[元に戻す]のコマンドボタン
次は、[元に戻す]のコマンドボタンです。
[元に戻す]のコマンドボタンは、初期設定のままであれば既にあるはずです。
存在しない場合は、[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]の[元に戻す]にチェックマークをつけてください。
なお、[Excelのオプション]ダイアログの[基本的なコマンド]にもありますので、こちらから登録することもできます。
[元に戻す]は、ショートカットキーCtrl+Zでも代用できます。
[繰り返し]のコマンドボタン
次は、[繰り返し]のコマンドボタンです。
[繰り返し]のコマンドボタンは、[Excelのオプション]ダイアログの[リボンにないコマンド]にあります。
なお、[繰り返し]は、ショートカットキーF4でも代用できます。
[やり直し]のコマンドボタン
次は、[やり直し]のコマンドボタンです。
[やり直し]のコマンドボタンは、初期設定のままであれば既にあるはずです。
存在しない場合は、[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]の[やり直し]にチェックマークをつけてください。
なお、[Excelのオプション]ダイアログの[基本的なコマンド]にありますので、こちらから登録することもできます。
[やり直し]は、ショートカットキーCtrl+Yでも代用できます。
[プレビューと印刷]のコマンドボタン
次は、[プレビューと印刷]のコマンドボタンです。
[プレビューと印刷]のコマンドボタンは、[Excelのオプション]ダイアログの[ファイルタブ]にあります。
なお、[プレビューと印刷]は、ショートカットキーCtrl+Pでも代用できます。
[ページ設定]のコマンドボタン
次は、[ページ設定]のコマンドボタンです。
[ページ設定]のコマンドボタンは、[Excelのオプション]ダイアログの[ページレイアウトタブ]にあります。
なお、[ページ設定]は、アクセスキーAlt→P→SPでも代用できます。
[フォント]のコマンドボタン
次は、[フォント]のコマンドボタンです。
[フォント]のコマンドボタンは、[Excelのオプション]ダイアログの[ホームタブ]にあります。
なお、[フォント]は、アクセスキーAlt→H→F→Fでも代用できます。
[フォントサイズの拡大]のコマンドボタン
次は、[フォントサイズの拡大]のコマンドボタンです。
[フォントサイズの拡大]のコマンドボタンは、[Excelのオプション]ダイアログの[ホームタブ]にあります。
なお、[フォントサイズの拡大]は、アクセスキーAlt→H→FGでも代用できます。
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