この記事では、文字列の何番目に、特定の文字列があるかを調べる関数の1つ、FIND関数で、2番目に現れる特定の文字列の位置を検索するテクニックを紹介します。
FIND関数を入れ子にする
FIND(ファインド)関数の書式
FIND(ファインド)関数は、文字列のどの位置に、特定の文字列が含まれているかを調べる関数です。
[=FIND( 検索文字列 , 対象 [,開始位置] )]という書式で表します。
検索文字列
検索する特定の文字・文字列を指定します。
対象
特定の文字列を検索するセル(対象となる文字列)を指定します。
開始位置
何文字目から特定の文字列を検索するかを対象の先頭文字を1として、数値で指定します。
省略した場合は1を指定したとみなされます。
ファインド | 書式 |
FIND関数 | ( 検索文字列 , 対象 [,開始位置] ) |
【関連記事】特定の文字列の位置を検索するFIND関数の基本的な使い方とSEARCH関数との違い
1番目の[ - ]ハイフンの位置を調べる
FIND関数を使って、-(ハイフン)の位置を調べます。
例として、F-0012-001 という文字列にある-(ハイフン)の位置をFIND関数を使って調べてみます。
まずは、1番目の-(ハイフン)の位置を調べます。
FIND関数を入力する
C3セルにFIND関数を入力します。C3セルに、=fiと入力します。
すると、FINDという表示が現れるので、FINDを選択し、Tabキーを押します。
=FIND( に続けて入力
C3セルに、=FIND(と入力されます。
これに続けて、検索文字列としてB3セルをクリック、
,(半角カンマ)を入力し、対象としてA3セルをクリックします。
Ctrl+Enterを押し、式を確定します。すると、2が返されます。
これは、最初の-(ハイフン)が2番目にあるということを示しています。
2番目の[ - ]ハイフンの位置を調べる
2番目の-(ハイフン)の位置を調べるには、
1番目の-(ハイフン)の位置の次の文字を開始位置(第3引数)にします。
次の文字は、今求めたFIND(B3,A3)という式に1を足します。
つまり、FIND(B3,A3)+1を第3引数にします。
完成形の数式は、=FIND(B3,A3,FIND(B3,A3)+1)となります。
このように、FIND関数を入れ子にすることで、2番目に現れる特定の文字列の位置を求めることができます。
もう1つの、文字列のどの位置に、特定の文字列が含まれているかを調べる関数、SEARCH関数でも、同様の方法で求めることができます。
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