WindowsやMicrosoft 365(Excel・Word・PowerPoint)、Gmailなどのおすすめのテクニックの紹介、PC操作時のハプニング解決法の紹介、PDFの無料配布、動画解説などお役に立てると思うことをやっています。

まなびっと

数値から漢数字(一二三)や大字(壱弐参)への変換はNUMBERSTRING関数でできる!

 

数値漢数字(一二三)や大字(壱弐参)に変換するには、NUMBERSTRING関数が便利です。

 

NUMBERSTRING関数は、関数ライブラリグループのボタンや関数の挿入ボタンからは選択できないため、セルや数式バーに直接入力する必要があります。

 

また、数値を漢数字(一二三)や大字(壱弐参)に変換には、TEXT関数を使う方法もあります。

 

そこでこの記事では、NUMBERSTRING関数の基本的な使い方TEXT関数を使って変換するテクニックを紹介します

 

 

NUMBERSTRING(ナンバー・ストリング)関数の書式

NUMBERSTRING(ナンバー・ストリング)関数は、数値を、漢数字と位、大字と位、漢数字に変換する関数です。

[=NUMBERSTRING( 数値,書式 )]という書式で表します。

 

書式 説明 表示例
1 漢数字「 一、二、三...」と位取りの文字「十、百、千、万...」で表示 百二十三
2 大字(だいじ)「 壱、弐、参...」と位取りの文字「拾、百、阡、萬...」で表示 壱百弐拾参
3 漢数字「 〇、一、二、三...」で表示 一二三

 

 

ナンバー・ストリング 書式
NUMBERSTRING関数 数値,書式

 

 

NUMBERSTRING関数を使って漢数字、大字に変換する

今、A2セル~A4セルに、それぞれ 12,300 という数値が入力されています。

また、B2セル~B4セルには、NUMBERSTRING関数の第2引数書式に対応する13 の数値が入力されています。

 

これらをもとに、NUMBERSTRING関数を使って、数値を漢数字大字変換します。

 

NUMBERSTRING関数を入力する

今、D2セル~D4セルに、NUMBERSTRING関数を入力します。

 

NUMBERSTRING関数は、関数ライブラリグループのボタンや関数の挿入ボタンからは選択できないため、セル直接入力します。

 

D2セル~D4セルを選択します。

 

 

D2セル=numberstring(と入力します。

 

 

A2セルをクリックし、を入力。そして、B2セルをクリックし、)を入力します。

D2セルに、=numberstring(A2、B2)と入力したら、

 

 

CtrlEnterと押し、式を確定します。

すると、選択していたD2セル~D4セルNUMBERSTRING関数が入力され、漢数字大字が返されます。

 

 

NUMBERSTRING関数の戻り値は文字列

NUMBERSTRING関数で表示された漢数字や大字(戻り値)は、文字列なので、計算に使用することはできません

 

 

TEXT関数でも漢数字や大字に変換できる

今、NUMBERSTRING関数を使って、数値漢数字大字に変換しました。

同じことがTEXT関数を使ってもできます。

 

TEXT関数の書式

TEXT関数は、

[=TEXT( ,表示形式 )]という書式で表します。

 

TEXT関数の表示形式はさまざなまものがありますが、関係するものだけを紹介します。

表示形式 説明 表示例
[DBNum1] 漢数字「 一、二、三...」と位取りの文字「十、百、千、万...」で表示 百二十三
[DBNum2] 大字(だいじ)「 壱、弐、参...」と位取りの文字「拾、百、阡、萬...」で表示 壱百弐拾参
[DBNum1]###0 漢数字「 〇、一、二、三...」で表示 一二三

 

TEXT関数を入力する

今度は、D2セル~D4セルに、TEXT関数を入力します。

D2セル~D4セルを選択します。

 

 

D2セル=teと入力します。

すると、TEXTという表示が現れるので、TEXTを選択し、Tabキーを押します。

 

 

=TEXT( に続けて入力

D2セルに、=TEXT(と入力されます。

 

 

A2セルをクリックし、,を入力。そして、B2セルをクリックし、)を入力します。

D2セルに、=TEXT(A2,B2)と入力したら、

 

 

CtrlEnterと押し、式を確定します。

すると、選択していたD2セル~D4セルTEXT関数が入力され、NUMBERSTRING関数と同じように、漢数字大字が返されます。

 

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

おすすめ記事

参考文献

  • B!