Excel(エクセル)で線や矢印などの図形を作成する際、[Shift]や[Ctrl]、そして[Alt]は使っていますか。とても便利なので、もしまだという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
まっすぐな直線や正方形、正円を描きたいなら[Shift]
[Shift]を押しながら作図すると、四角なら正方形、三角なら正三角形、円なら正円が描けます(だ円や長方形になりません)。
六角形や八角形などの多角形なら正多角形になります。
なお、一度作成した図形のサイズを調整するときに[Shift]を押しながら操作すると、縦横比を崩さずに大きくしたり小さくしたりできます。
また、[Shift]を押しながら線を描くと、角度が0°、45°、90°、135°、180°、225°、270°、315°の直線が引けます。
斜めになってしまった線をまっすぐにするには
[Shift]を押さずに斜めになってしまった線を、まっすぐにするには、まず、まっすぐにしたい線を選びます。[図形の書式]タブの[サイズ]グループにある[高さ]を0(ゼロ)にすればOKです。
以下の例では、[高さ]が0.31cmになっています。
この0.31cmを0cmにすれば、まっすぐな直線にすることができます。
Excel(エクセル)の枠線に合わせたいなら[Alt]
[Alt]を押しながら作図すると、セルの枠に沿って描かれます。
この機能を最も活用するのは、複数のセルにまたがる斜線を引くときです。
以下の例では、C5セルやF3の左上端、E6セルやH4セルの右下端にぴったり合った斜線が引けています。これは、[Alt]を押しながら線を引いたものです。
その他としては、複数の図形(オブジェクト)をセルに合わせて、揃えたりするときに活用です。
先ほどの例では、「[Alt]を押しながら作図すると、枠に沿った斜線が引ける」と書いた図形(オブジェクト)は、[Alt]を押しながら配置しています。ですから、K4セルの右下端に、図形(オブジェクト)の右下端がぴったり合っています。
図形をコピーしたり、中心位置を固定したいなら[Ctrl]
図形(オブジェクト)を好きな位置にコピーする
コピーしたい図形(オブジェクト)を、[Ctrl]を押しながらクリック(マウスの左ボタンは押しっぱなし)すると、図形(オブジェクト)をつかむことができます。
そのまま、好きな位置で離す(押しっぱなしのマウスの左ボタンを離す)と、図形(オブジェクト)が好きな位置でコピーされます。
[Shift]を合わせて押しながら、つまり、[Shift]+[Ctrl]と押しながら操作すると、コピー元の図形(オブジェクト)の縦横に沿った位置にコピーできます。
中心位置を固定する
作図した図形(オブジェクト)のサイズを変える際、[Ctrl]を押しながら操作すると、図形(オブジェクト)の中心位置が固定された状態での操作になります。
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