自分がよく使うExcel機能のショートカットキーがAlt+1だったら、覚えやすくていいと思いませんか?
日々のルーティンワークにおいて、使用頻度の高い操作は数秒の積み重ねが、1週間、1カ月、1年と経過したときに、大きな差となってあらわれます。
とはいえ、ショートカットキーをすぐに覚えることはできません。
ではどうしたらいいのでしょう?
答えは、この記事で紹介する、よく使う機能にショートカットキーAlt+1やAlt+2を割り当てるテクニックを実践することです。
今から紹介するテクニックは、Alt+数字のショートカットキーなので、覚えやすいうえに、ショートカットキーがない場合や、アクセスキーが複雑で覚えにくい場合には、特に効果を発揮します。
ぜひマスターしてください。
よく使うExcel機能 | Alt+1 |
次によく使うExcel機能 | Alt+2 |
その次によく使うExcel機能・・・ | Alt+3・・・ |
よく使う機能にショートカットキーを設定する
Excelの画面上部には、クイックアクセスツールバーというものがあります。
このクイックアクセスツールバーにアイコンを登録すると、
ショートカットキーが左から、
Alt+1、Alt+2、Alt+3・・・となります。
では、登録方法を紹介します。
クイックアクセスツールバーにアイコンを登録する
[塗りつぶしの色]ボタンを登録する
ここでは例として、セルの塗りつぶし、数値の桁区切り、値の貼り付けの3つのアイコンを順番にクイックアクセスツールバーに登録していきます。
まずは、クイックアクセスツールバーの右端、ブック名の左側にある[クイック アクセス ツールバーのユーザー設定]ボタンをクリックします。
すると、[クイック アクセス ツールバーのユーザー設定]メニューが開きます。
このメニューの下から2番目にあるその他のコマンドをクリックします。
その他のコマンドをクリックすると、[Excelのオプション]ダイアログが開きます。
セルの塗りつぶしは、[塗りつぶしの色]と書いてあるアイコンを選択します。
そして、中央にある[追加]ボタンをクリックします。
すると、右側の欄に[塗りつぶしの色]が移動します。
この[塗りつぶしの色]を一番上にするために、さらに右にある▲を数回クリックします。
[塗りつぶしの色]が一番上になったところで、[Enter]を押します。
これで、クイックアクセスツールバーの一番左に[塗りつぶしの色]が追加されます。
試しに、Alt+1と押してみると、カラーパレットが表示されます。
矢印キーを使って好きな色を選択してください。
なお、[塗りつぶしなし]にするには、この状態でNを押せばよいことも合わせて覚えておいてください。
ちなみに、セルの塗りつぶしのアクセスキーは、Alt→H→Hです(Microsoft365の場合)。
[数字の桁区切り]ボタンを登録する
今度は、[数字の桁区切り]ボタンをクイックアクセスツールバーに登録します。
さきほどと同じように、[クイック アクセス ツールバーのユーザー設定]ボタンをクリックし、その他のコマンドをクリックします。
コマンドの選択を[ホーム]タブに切り替えます。
真ん中あたりに、桁区切りスタイルと書いてあるアイコンがあるので選択します。
そして、中央にある[追加]ボタンをクリックします。
すると、右側の欄に[桁区切りスタイル]が移動します。
この[桁区切りスタイル]が上から二番目になるまで、▲を数回クリックします。
二番目になったら、[Enter]を押して確定します。
これで、桁区切りスタイルのアイコンがクイックアクセスツールバーの二番目に表示されます。
数値を選択している状態で、Alt+2と押すと、数値に桁区切りが入ります。
ちなみに、数値の桁区切りには、ショートカットキーがあります。
数値を選択している状態で、Shift+Ctrl+1と押すと、数値に桁区切りが入ります。
[値の貼り付け]ボタンを登録する
今度は、[値の貼り付け]ボタンをクイックアクセスツールバーに登録します。
[値の貼り付け]には、アクセスキー、ショートカットキーが用意されていますが、
最低でも、Alt→H→V→Vのように4つも押す必要があります。
ですので、[値の貼り付け]を頻繁に使われる方は、
クイックアクセスツールバーへの登録を強くおすすめします。
今回も同じように、[クイック アクセス ツールバーのユーザー設定]ボタンをクリックし、その他のコマンドをクリックします。
コマンドの選択をリボンにないコマンドに切り替えます。
だいぶ下の方に、値の貼り付けと書いてあるアイコンがあるので選択します。
そして、中央にある[追加]ボタンをクリックします。
右の欄で、この[値の貼り付け]が上から三番目になるまで、▲を数回クリックします。
三番目になったら、[Enter]を押して確定します。
これで、値の貼り付けのアイコンがクイックアクセスツールバーの三番目に表示されます。
Alt+3と押すと、コピーしたものを値で貼り付けことができます。
何を登録するかの目安
いかがでしたか。
ここでは、セルの塗りつぶし、数字の桁区切り、値の貼り付けを例としてクイックアクセスツールバーに登録しました。
何を登録するのかは、基本的に自由です。
目安としては、業務でよく使うもの、ショートカットキーが押しにくいもの、アクセスキーが複雑なものを優先してみるといいと思います。
リボンに表示されていないものも数多くありますので、業務の合間に探してみるのも手だと思います。
個人的には、リボンにないコマンドにあるカメラがおすすめです。
列数や列幅の異なる表を並べて表示する際に大変重宝するコマンドです。
(後日、[カメラ]に関する記事を執筆したいと思います)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おすすめ・関連記事
- Excel関数の基本的な使い方と応用テクニック辞典(関数一覧)
- Excel 厳選ショートカットキー・印刷用・早見表PDF付き
- Windows10 厳選ショートカットキー・早見表・印刷用PDF付き
- Word 厳選ショートカットキー・印刷用・早見表PDF付き
- PowerPoint 厳選ショートカットキー・早見表・印刷用PDF付き