複数のファイルのデータをコピペしたら、全角と半角の数字が混在した住所の表ができてしまった。
これをすべて全角の数字に統一したい。
そんなときはJIS関数を使おう!半角の数字が全角の数字に変換され、全角の数字に統一された表にすることができる。
JIS関数を使うと、¥や()、-などの全角文字のある記号も、全角文字に変換されます。
全角文字しか存在しない漢字やひらがな、記号は、そのまま返されます。
この記事では、JIS関数の基本的な使い方とVLOOKUP関数を組み合わせて使うテクニックを紹介します。
なお、全角のアルファベット、数字、カタカナを半角文字に変換するには、ASC関数を使います。
ASC関数とVLOOKUP関数を組み合わせて使うテクニックも紹介します。
JIS(ジス)関数の書式
JIS(ジス)関数は、半角のアルファベット、数字、カタカナを全角文字に変換する関数です。
[=JIS( 文字列 )]という書式で表します。
JIS関数を使って全角文字に変換・統一する
複数のExcelブックのデータをコピペして住所録を作ったら、全角と半角が混在した電話番号や住所、郵便番号になってしまった。
これを全角文字(数字や記号)に統一したい!こんなときにはJIS関数を使うと簡単にできます。
今、A3セル~A8セルに、全角と半角の数字・記号が混在した電話番号や住所、郵便番号が入っています。
これらをJIS関数を使って、全角の数字と記号に変換・統一します。
JIS関数を入力する
B2セル~B7セルに、JIS関数を入力します。まず、B2セル~B6セルを選択します。
そして、B2セルに=jiと入力します。
すると、JISという表示が現れるので、Tabキーを押します。
=JIS( に続けて入力
Tabキーを押すと、B2セルに、=JIS(と入力されます。
A2セルをクリックし、
Ctrl+Enterと押し、式を確定します。
すると、選択していたB2セル~B7セルにJIS関数が入力され、数字と記号が全角に変換・統一されます。
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