WindowsやMicrosoft 365(Excel・Word・PowerPoint)、Gmailなどのおすすめのテクニックの紹介、PC操作時のハプニング解決法の紹介、PDFの無料配布、動画解説などお役に立てると思うことをやっています。

まなびっと

「○日から○日まで」の条件で期間集計【SUMIFS関数・SUMIF関数】

この記事では、ExcelでSUMIFS(サムイフエス)関数やSUMIF(サムイフ)関数を使って、日付の期間「開始日から終了日まで」の条件で集計する方法を紹介します。

 

「開始日から終了日まで」の期間集計をする

SUMIFS関数で期間集計する

日次の売上表から、特定の期間の売上を集計する場合には、開始日と終了日の2つの日付を条件にして集計します。複数の条件を指定して集計するには、SUMIFS関数が便利です。

 

SUMIFS関数は、SUMIFS( 合計範囲 , 条件範囲1 , 条件1 , 条件範囲2 , 条件2… )という書式です。

  1. 第1引数の合計範囲には B2セル~B8セルを入力します。
  2. 第2引数の条件範囲1には A2~A8セルを入力します。
  3. 第3引数の条件1には、E1セル以上を示す[">="&E1]を入力します。
  4. 第4引数の条件範囲2には A2~A8セルを入力します。
  5. 第5引数の条件2には、E2セル以下を示す["<="&E2]を入力します。

したがって、E3セルは、=SUMIFS(B2:B8,A2:A8,">="&E1,A2:A8,"<="&E2) という式になります。

ここでは、開始日を4月10日、終了日を4月25日としていますので、受注日が4月14日から4月25日までの売上金額が合計されています。

 

ここでは、開始日を4月1日、終了日を4月10日とすると、受注日が4月1日から4月8日までの売上金額が合計されます。

 

日付を直接指定する例

ここでは日付の変更に柔軟に対応できるよう、[">="&E1]や["<="&E2]のように、比較演算子と&(アンパサンド)と使いました。ですが、日付を直接指定する方法もあります。参考になるようパターン別にして紹介します。

日付を直接指定 意味
”>=2022/4/10” 2022/4/10以降(10日を含む)
">2022/4/10" 2022/4/10より後
"<=2022/4/10" 2022/4/10以前(10日を含む)
"<2022/4/10" 2022/4/10より前

※日付を直接指定する場合は、ダブルクォーテーション2個[""]で囲むことを忘れないようにしてください。

 

SUMIF関数で期間集計をする

日次の売上表から特定の期間の売上を、SUMIF関数を使って集計するには、開始日以降の売上金額から終了日より後の売上金額を差し引きます

 

SUMIF関数は、SUMIF( 検索範囲 , 検索条件 , 合計範囲 )という書式です。

開始日以降の売上金額を集計するSUMIF関数

  1. 第1引数の検索範囲には、A2セル~A8セルを入力します。
  2. 第2引数の検索条件には、E1セル以上を示す[">="&E1]を入力します。
  3. 第3引数の合計範囲には、B2セル~B8セルを入力します。

・終了日より後の売上金額を集計するSUMIF関数

  1. 第1引数の検索範囲には、A2セル~A8セルを入力します。
  2. 第2引数の検索条件には、E2セルより後を示す[">"&E2]を入力します。
  3. 第3引数の合計範囲には、B2セル~B8セルを入力します。

したがって、E3セルは、=SUMIF(A2:A8,">="&E1,B2:B8)-SUMIF(A2:A8,">"&E2,B2:B8) という式になります。

 

関連記事

参考文献

  • B!