エクセル(Excel)で、データの端まで移動するショートカットキー[Ctrl]+[矢印]、データの端まで一気に選択できるショートカットキー[Shift]+[Ctrl]+[矢印]は、操作を高速化するのにとても大事なショートカットです。このページでは、その便利さをさらに高めるためのアイデアをお伝えします。
セルの高速移動・選択に欠かせないショートカット
セルの移動や選択に欠かせない、データの端まで移動するショートカットキー[Ctrl]+[矢印]と、データの端まで一気に選択できるショートカットキー[Shift]+[Ctrl]+[矢印]。
例えば、B3セルからB9セルのすべての都道府県名のデータを選択するには、B3セル(茨城県)を選択して、[Shift]+[Ctrl]+[↓](下矢印)を押します。
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茨城県から神奈川県まで選択できました
※同様に、B3からE3までを選択するには、B3セルを選択して、[Shift]+[Ctrl]+[→](右矢印)を押します。
端まで移動するショートカットの弱点をカバーする
こんな便利なショートカットキーですが、ちょっとした操作ミス、例えば、データがB列から入力されている場合に、行全体を選んで(データのないA列が選択されている状態で)、データの端まで一気に選択できるショートカットキー[Shift]+[Ctrl]+[→](下矢印)を使うと、シートの下の端(1048576行)まで選択してしまいます。
これは、A列にはデータがないためです。
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急いで操作するときに、こういった操作ミスをしてしまいがちです。
これを防ぐ方法として有効な方法が、空白の行や列を非表示にすることです。空白の行や列を非表示にするとは、具体的にどういうことなのかを次で解説します。
空白の行や列を非表示にする
定型化された様式のように、データが入っている部分が決まっているときは、操作ミスを防ぐために、空白の行や列を非表示にしておくことをおすすめします。
非表示に便利なショートカットキーもあります。紹介しますので、ぜひ、使ってみてください。
空白の行を非表示にする
以下の例では、10行目より下側、F列より右側にはデータは入っていません。
このような場合は、データが入っているところから、1行、1列だけを残して、残る部分を非表示にします。
1行、1列だけ残すのは、罫線が切れて(印刷されて)しまうのを防ぐためです。
11行目より下側を非表示にするには、11行目全体を選択し、[Shift]+[Ctrl]+[↓](下矢印)を押します。その状態で、行を非表示にするショートカットキー[Shift]+[Ctrl]+[9]を押します。
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空白の列を非表示にする
さらに、F列より右側を非表示にするには、G列全体を選択し、[Shift]+[Ctrl]+[→](右矢印)を押します。
その状態で、列を非表示にするショートカットキー[Shift]+[Ctrl]+[0]を押します。
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これで、行列ともに非表示になりました。たったこれだけのことですが、このシートの扱いやすさは各段に向上しています。
それは、シートのデータがどこまで入っているかがわかりやすいことと、操作ミスなどをしても、ムダなエリアに飛んで行くことがないからです。
まとめ
この空白のエリアを非表示にすることと、データの端まで移動するショートカットキー[Shift]+[Ctrl]+[矢印]、データの端まで一気に選択できるショートカットキー[Shift]+[Ctrl]+[矢印]を組み合わせ使うことをぜひ覚えておいてください!
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