文字や段落から書式だけをコピーして貼り付けたい
「ここは見出しだから、ゴシックで16ptで太字にして・・・」と、段落ごとに文字書式を設定したり、段落ごとに字下げやぶら下げなどの段落書式を設定している方はいませんか?そんな方には特にぜひ読んでいただきたい記事です。
ワード(Word)には、フォントの種類や文字のサイズ、文字色や太字などの装飾(文字書式)、字下げ、ぶら下げ、タブの位置などの段落書式といった[書式(スタイル)のみ]をコピーする方法があります。
見た目の整った見やすい文書を作られる方ほど、この書式のコピー&貼り付けをいかにスムーズにするかは重要です。
例えば、次のような左インデントやタブをしっかり設定した段落でも、以下で紹介するWordテクニックで簡単に複数することができます。
書式のコピーはショートカットキーがおすすめ!
書式のコピーは[Shift]+[Ctrl]+[C]を、書式の貼り付けは[Shift]+[Ctrl]+[V]を押します。
使い方は、まず、コピーしたい書式がある文字列(または段落)を選択し、[Shift]+[Ctrl]+[C]を押します。
次に、貼り付けたい文字列(または段落)を選択し、[Shift]+[Ctrl]+[V]を押します。
すると、新規採用社員研修の段落の書式が適用され、完成です。
ここでポイントが1つあります。
それは、[・・・]や[何も入っていないように見えるエリア]に、[スペース]ではなく、[タブ(TAB)](右揃え)を入れているということです。※段落の先頭には[左インデント1字]を入れています。
[タブ]を入れることは慣れないうちは気が進まないかもしれませんが、数回やって少し慣れてくると、きっちり揃う爽快感と「タブの方が楽、早い」という気持ちが勝り、[スペース]でそろえようとするなんてあり得ない!となると思います(笑)
また、一見すると、難しそうなショートカットキーのようですが、コピーのショートカットキー[Ctrl]+[C]に[Shift]をつけただけ、貼り付けのショートカットキー[Shift]+[Ctrl]+[V]に[Shift]をつけただけです。
つまり、[Ctrl]を押すときに[Shift]も同時に押すだけなのです。こう考えると、覚えやすいショートカットキーではないかと思います。本当に重宝するので、おすすめです。
[書式のコピー/貼り付け]ボタンで
もう1つは、[ホーム]タブにある[書式のコピー/貼り付け]ボタンを押す方法です。
コピーしたい書式がある文字列(または段落)を選択し、[書式のコピー/貼り付け]ボタンを押します。※すると、マウスポインターの形が変わります。
次に、貼り付けたい文字列(または段落)をなぞるようにドラッグします。
すると、新規採用社員研修の段落の書式が適用され、マウスポインターの形も戻ります。
[書式のコピー/貼り付け]ボタンで複数の箇所に貼り付ける
[書式のコピー/貼り付け]ボタンは、ほかのボタンと違ってダブルクリックして利用できます。
ダブルクリックした場合には、[Esc]キーを押下するまで、複数の箇所に書式を貼り付けつづけることができます。
書式を貼り付けたい箇所が複数ある場合には、[書式のコピー/貼り付け]ボタンをダブルクリックして使用してください。
合わせて使いたいショートカットキー
ワード(Word)、エクセル(Excel)、パワーポイント(PowerPoint)で作業する際に、本当に重宝するショートカットキーがあります。それは、ファンクションキーの[F4]です。
[F4]キーに関する詳しい説明は、【7選】Excel、Word、PowerPointで大事なショートカットキーの記事で紹介しています。
要は、先ほど紹介した[書式の貼り付け]のショートカットである[Shift]+[Ctrl]+[V]を使う場合でも、連続して[Shift]+[Ctrl]+[V]を押すのではなく、「2回目以降は[F4]キーを押せばよい」ということです。