Excelで文字を入力していると、同じ列にすでに入力されている文字列が入力候補として表示されることがあります。
これから入力しようとしている内容と一致しているときは手間が省けて助かりますが、入力しようとしている内容と一致していないときには邪魔ですよね。
うっかり確定してしまい、削除する手間が増えた際に、「この機能、なくてもいいのでは」などと思った方も多いはず。
そこでこの記事では、自動で入力候補が表示されたときに表示を消す方法と、自動で入力候補が表示されないようにする、オートコンプリートをオフにする方法を紹介します。
入力候補は[Delete]キーで消せる
文字列を入力しているときに表示された入力候補を「削除したい」場合には、[Delete]キーを押すと消すことができます。
しかし、入力を続けていると再び入力候補が表示されてしまいます。
再度表示された入力候補も[Delete]キーで消せますが、一切表示されないようにするのも選択肢のひとつです。
オートコンプリートをオフにする
いちいち[Delete]キーで消すのはめんどくさい、そもそも入力候補が表示されないようにしたいという場合は、[Excelのオプション]で、オートコンプリート機能をオフにしましょう。
[ファイル]タブをクリックし、画面左側のメニューから[オプション]を選びます。
[Excelのオプション]ダイアログの左側にあるメニューから[詳細設定]を選び、[編集オプション]のなかの[オートコンプリートを使用する]のチェックマークをクリックしてオフにします。
画面のようになったら、[OK]を押して[Excelのオプション]ダイアログを閉じます。
これで、入力候補が自動表示されなくなります。
オートコンプリートをオフにして大丈夫
オートコンプリートをオフにしたら作業効率が落ちるのではないか?と不安を覚えるかもしれません。
結論から言えば、「問題ありません」。
オートコンプリートのように、入力されているデータを表示するテクニックを2つ、お伝えします。
[Alt+下矢印]でドロップダウンリスト表示
まず最初は、[Alt + 下矢印(↓)]です。
[Alt + 下矢印(↓)]は、同じ列のデータをリスト形式(ドロップダウンリスト)で表示するショートカットキーです。
※オートコンプリートのオンオフにかかわらず機能します。
[Ctrl+Shift+2]で1つ上のセルの値をコピペ
もう1つは、1つ上のセルの値を、セルと数式バーにコピペし、編集モードにするショートカットキー[Ctrl+Shift+2]です。
一見難しそうなショートカットキーですが、私は編集モードにするショートカットキー[F2]の「2」と関連付けて覚えました。
1つ上のセルの値しかコピペできませんが、住所録をつくる際には[Ctrl+C]以上に活躍するショートカットキーだと思っています。
というのは、[Ctrl+V]で貼り付ける操作が不要なことと、[Ctrl+Shift+2]で1つ上のセルの値をコピペしたときには、コピペした値がすぐに編集可能な状態になっていて、「番地」部分の打ち換えなどがすぐできるからです。
まとめ
文字列入力時に自動で表示される入力候補を「消去したい」ときには、[Delete]キーを押します。
オートコンプリート機能をオフにするには、[ファイル]タブをクリックし、メニューの[オプション]を選びます。
[Excelのオプション]ダイアログの[詳細設定]を選び、[オートコンプリートを使用する]のチェックマークをクリックしてオフにします。
オートコンプリートをオフにしても、[Alt+下矢印]でドロップダウンリストを表示したり、[Ctrl+Shift+2]で1つ上のセルの値をコピペして編集したりできるので安心!
最後までお読みいただきありがとうございました。
関連記事