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【無料・塗り絵】四条大橋 ~鴨川を渡る風と、祇園へ誘う「京のメインストリート」~

皆様、こんにちは。塗り絵研究家の白河みなみです。

前回は、活気あふれる「南座」と「錦市場」をご紹介しました。

今回は、その南座のすぐ目の前に架かる、京都のシンボル的な橋**「四条大橋(しじょうおおはし)」**をご紹介します。

西の繁華街「河原町」と、東の花街「祇園」を結ぶこの橋は、京都で最も人通りが多い場所の一つです。 橋の上に立つと、北には雄大な北山の山並み、下にはゆったりと流れる鴨川。そして振り返れば、歴史ある南座の建物や、遠くに見える八坂神社の朱色の門。360度どこを見渡しても「京都らしさ」が詰まっています。

塗り絵本において、四条大橋のページは「開放感」がテーマです。 広い空と川面をどのように塗るかで、朝の清々しさから夕暮れの情緒まで、全く違う時間を表現することができます。多くの人々が行き交う橋の上の物語を、あなたの色で紡いでみてください。

「祇園橋」とも呼ばれる京のメインストリート

四条大橋は、鴨川に架かる橋の中でも特に象徴的な存在です。

現在の橋は昭和17年(1942年)に完成したもので、欄干のデザインや照明灯には、古都の景観に配慮したクラシカルな意匠が施されています。別名**「祇園橋」**とも呼ばれ、ここを渡ることは、日常の世界から華やかな祇園の世界へと足を踏み入れる儀式のような高揚感を与えてくれます。

橋の上から東(祇園方面)を眺めると、通りの突き当たりに**八坂神社の「西楼門(にしろうもん)」**が鮮やかに見えます。この朱色の門が見えると、「京都に来た!」と実感する方も多いのではないでしょうか。

塗り絵をする際は、この「奥行き」を意識するのがポイントです。 手前の橋の欄干ははっきりと濃い色で、奥に見える八坂神社や東山の山並みは少し淡く霞んだように塗ることで、遠近感が生まれ、橋の長さや通りの広がりを感じさせる作品に仕上がります。

鴨川のせせらぎと「納涼床」の風物詩

四条大橋の下を流れるのは、京都の人々に愛され続ける鴨川です。

鴨川といえば、等間隔に座って語り合う人々の姿が有名ですが、季節ごとの変化も見逃せません。 特に5月から9月にかけては、川沿いの料理店が河原にテラス席を設ける**「納涼床(のうりょうゆか)」**(通称:川床)が登場します。 夕暮れ時、床(ゆか)に明かりが灯り始めると、川面には温かい光が揺らめき、非常に幻想的な雰囲気に包まれます。

この風景を塗るなら、ぜひ「水」の表現にこだわってみてください。 昼間の爽やかな水色は、白を混ぜながら透明感を出して。夜の川なら、深い藍色や紫をベースに、提灯の光である黄色やオレンジをぼかし入れることで、水面に映る夜景の美しさを表現できます。色鉛筆を寝かせて優しく塗ることで、水の揺らぎを感じさせることができるでしょう。

歌舞伎発祥の地と「出雲の阿国」

四条大橋の東詰(祇園側)には、前回ご紹介した日本最古の劇場**「南座」が堂々とそびえ立っています。実はこの四条河原は、江戸時代初期に出雲の阿国(いずものおくに)**が「かぶき踊り」を披露し、歌舞伎の起源となった場所といわれています。

橋の袂(たもと)には、扇を持って舞う出雲の阿国の像が建てられています。 塗り絵の中にも、南座の桃山風の豪華な建築とともに、この阿国像のシルエットを盛り込んでいます。現代の橋の風景の中に、400年前の芸能の歴史が重なり合っている。そんな京都ならではの「時空を超えた景色」を感じながら筆を進めてみてください。

南座の屋根や提灯の赤色、橋の石畳のグレー、そして鴨川の青。これらの色のコントラストは、一枚の絵として非常にバランスが良く、塗り終えた時の達成感も格別です。

季節と空の色を楽しむ

四条大橋は、空が広く見える場所でもあります。 背景となる空の色を工夫することで、あなただけの「四条大橋」を演出できます。

  •  春の薄紅: 桜の季節には、木屋町通や川沿いの桜が彩りを添えます。空も淡いピンクや水色で優しく仕上げてみましょう。
  •  夏の入道雲: 祇園祭の季節、青い空にもくもくと湧く白い入道雲を描き足せば、京の夏の暑さと活気が伝わってきます。
  •  秋の夕焼け: 東山に沈む夕日(実際には西に沈みますが、夕焼け雲は東の空にも広がります)をイメージして、オレンジや紫のグラデーションでドラマチックに。
  •  冬の雪景色: 北山から雪雲が流れ込み、うっすらと雪化粧した橋や南座も風情があります。紙の白さを活かした表現に挑戦してみてください。

アクセスと散策のポイント

四条大橋へのアクセスは非常に便利です。 京阪電車「祇園四条駅」からは、地上に出ればすぐ目の前が四条大橋です。また、阪急電車「京都河原町駅」からも徒歩約1~2分で到着します。

橋を渡り終えたら、そのまま八坂神社へ向かうもよし、先斗町(ぽんとちょう)の路地裏へ入ってグルメを楽しむもよし。四条大橋は、あらゆる京都観光の起点となる場所です。

橋の上は風が通り抜けるので、散策の合間に立ち止まって深呼吸するのにも最適です(ただし、人が多いので通行の妨げにならないようご注意ください)。

編集後記:橋が繋ぐのは「日常」と「非日常」

地元の人が通勤や通学で行き交う日常と、観光客が心躍らせて歩く非日常。 四条大橋は、その両方が混ざり合う不思議なエネルギーに満ちた場所です。

塗り絵を通して、橋を行き交う人々のざわめきや、川の音、そして風の匂いまで想像してみてください。

きっと、次の京都旅行では、ただ通り過ぎるだけでなく、橋の欄干に手を置いて景色を眺めたくなるはずです。

次回は、少し足を延ばして「銀閣寺」と「哲学の道」をご紹介します。四条界隈の喧騒から離れ、静寂と思索の道へ。緑豊かな風景をどう彩るか、お楽しみに。

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